ママドリの趣味と本!

本や趣味(ラグビー、謎解き)について

表現について

先日、表現はどこかで加害であるというような記事を見かけた。
興味深く読んだのだが、もう一度読もうと思ったら探せない。
残念である。

分かるような気がする、と思った。

かわいい動物の写真を見ても、自分の状況が荒んでいればなんだこんなもの、となる可能性はある。
その時どこかでかわいいと思えない自分に、傷ついている可能性はありそうだ。

恵まれない子どもの写真、なんてかわいそうと平和な場所にいるだけの自分を省みる。
それはそれで傷ついていると言えそうだ。

表現はどこかで人を傷つけている、のかもしれない。

受け取る側との状況の乖離とか、心当たりとか、そういうものに左右されそうだ。


強い言葉は、人にストレスを与えるのだそうだ。
これにもまた同種のものがある気がする。
ということは、この文章を書いている私もまた、誰かを傷つけているのかもしれない。
多分実生活でも、多くの人を傷つけ、また自分も傷ついて生きているのだろう。
大人になるにつれ、特にここ最近。
人を責める気持ちは起きにくくなった。
それぞれの事情と立場で、仕方ないことがあると経験したからなんだろう。
だから、省みるのは自分になった。
大抵のことは自分の未熟さが招いているな、と思う。

そして周りの人には感謝するばかりだ。
すべてのことが繋がっている。
この先もっと周りの人に感謝したくなる生き方がしたいと思うのである。