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ラグビーW杯 考察 選手層について

ラグビーワールドカップ 日本代表 帰国記者会見を聞きながら今日は記事を書いています。

泣くかと思いました。

 

辛い試合展開、見てるのがつらい時間は選手はもっとつらいでしょう。

そこに至るまでの努力だって、それはもう大変なものなのでしょう。

本当に頑張った、もうその言葉しか出ないくらい限界まで頑張ったんだなということが伝わりました。

 

さて、ラグビーに関わる人って何でこんなに努力するんでしょうね。

選手も元選手やコーチ陣、歯がゆい思いをしていることが、どのニュース記事を見てもにじみ出ている気がしています。

その中で特に気になるのが、選手層の薄さに関するものと、外国人選手が多いというもの。

まずは選手層の薄さについて検証してみました。

 

選手層の違い

今回のW杯の結果について、多くのニュース記事で「選手層の薄さ」という言葉が出てきます。

実際のところ、どのくらい違うのか、ということを日本とアルゼンチンの選手がどのくらい試合に出ているかというところで比較していきたいと思います。

アルゼンチンはサモア戦からスタメンを11選手変えてチリ戦に挑んだことも話題になりましたね。

チリ戦から日本戦も11選手変わってますね!

 

 

表を作ってみました。

選手名、プールの4試合でスタメンで出た人には○、途中から出た人には△。

数字はその試合でプレーしていた時間数です、シンビンは単純に10分ひいています。

表を入れるのが初なので、見づらかったらすみません。

 

まずは日本です。

    チリ イングランド サモア アルゼンチン
FW 稲垣啓太 ○ 83 ○ 52 ○ 47 ○ 48
  堀江翔太 △ 31 ○ 64 ○ 48 ○ 48
  クレイグ・ミラー   △ 31 △ 33 △ 32
  シオネ・ハラシリ        
  具智元 ○ 43 ○ 43 ○ 47 ○ 43
  垣永真之介        
  ヴァル アサエリ愛 △ 40 △ 40 △ 33 △ 37
  坂手淳史 ○ 52 △ 19 △ 24 △ 32
  堀越康介        
  サウマキ アマナキ ○ 57     △ 10
  ワーナー・ディアンズ △ 26 △ 19 △ 27 △ 29
  アマト・ファカタヴァ ○ 83 ○ 64 ○ 80 ○ 51
  ジャック・コーネルセン ○ 83 ○ 83 ○ 63 ○ 80
  ベン・ガンター        
  姫野和樹   ○ 83 ○ 80 ○ 80
  福井翔大 △ 31      
  下川甲嗣 ○ 52 △ 6 △ 5  
  リーチ マイケル ○ 83 ○ 83 ○ 75 ○ 80
  ピーター・ラブスカフニ   ○ 77 ○ 70 ○ 60
           
BK 齋藤直人 △ 20 △ 16 ○ 75 ○ 80
  流大 ○ 63 ○ 67    
  福田健太     △ 5  
  小倉順平        
  李承信     △ 5  
  松田力 ○ 83 ○ 83 ○ 75 ○ 80
  長田智希 △ 14 ○ 83 △ 5  
  中村亮 ○ 83 ○ 83 ○ 75 ○ 70
  ディラン・ライリー ○ 73 △ 31 ○ 80 ○ 80
  ジョネ・ナイカブラ ○ 65 ○ 52 ○ 74 △ 20
  シオサイア・フィフィタ       ○ 80
  レメキ ロマノ ラヴァ △ 25 △ 76 ○ 80 ○ 80
  松島幸太郎 ○ 83 ○ 83 ○ 80 ○ 60
  セミシ・マシレワ ○ 58 △ 7    
  山中亮平       △ 10

 

日本だと全試合スタメンが8人、3試合スタメンが5人です。

多分、姫野とラブスカフニが初戦出れる状態であったなら、この2人も全試合スタメンだったのではと思います。

 

 

次、アルゼンチンです。

 

    イングランド サモア チリ 日本
FW ジョエル・スクラビ △ 30   ○ 62 △ 13
  マイコ・ビバス   △ 1 △ 18  
  フランシスコ・ゴメス・コデラ ○ 51 △ 37 △ 33 ○ 53
  トーマス・ガジョ ○ 64 ○ 79   ○ 67
  エドゥアルド・ベージョ △ 17 ○ 43 ○ 47 △ 27
  イグナシオ・ルイス     △ 25  
  アグスティン・クリービー △ 11 △ 7 ○ 55 △ 2
  フリアン・モントーヤ ○ 70 ○ 73   ○ 78
  ペドロ・ルビオロ △ 30 △ 19 ○ 80 △ 32
  トマス・ラバニニ ○ 50     ○ 48
  キド・ペッティ・パガディサバル △ 39 ○ 80 ○ 62 ○ 80
  マティアス・アレマンノ ○ 42 ○ 61 △ 29 △ 56
  マルコス・クレメル ○ 81 ○ 80 ○ 51 ○ 80
  ロドリゴ・ブルーニ   △ 24    
  フアン・マルティン・ゴンザレス ○ 81 ○ 56 ○ 80 ○ 80
  ホアキンオビエド     △ 18  
  ファクンド・イサ     ○ 80  
  パブロ・マテーラ ○ 81 ○ 80   ○ 24
           
           
BK トマス・クベリ   △ 13 ○ 47  
  ゴンサロ・ベルトラノウ ○ 70 ○ 67   ○ 59
  サンティアゴ・カレラス ○ 71 ○ 67 △ 3 ○ 59
  ニコラス・サンチェス   △ 13 ○ 77 △ 21
  サンティアゴ・チョコバレス ○ 81 ○ 80   ○ 80
  ルシオ・シンティ ○ 81 △ 9 ○ 68 ○ 70
  ヘロニモ・デラフエンテ     ○ 80  
  マティアス・モロニ △9 ○ 71   △10
  マテオ・カレラス ○ 81 ○ 80   ○ 80
  ロドリゴ・イスグロ     ○ 80  
  フアン・イムホフ     ○ 62  
  ラウタロ・バサン・ベレス △ 11   △ 33 △ 21
  マルティン・ボガド     ○ 80  
  エミリアーノ・ボッフェーリ ○ 81 ○ 80   ○ 80
  フアン・クルス・マリア ○ 72 ○ 80 △ 30 ○ 80

 

アルゼンチンは全試合スタメンは2人、3試合スタメンが10人です。

全試合スタメン、というところで考えるとかなり違いますね。

ただ、3試合スタメンの選手はアルゼンチンも多いことから、主力選手の出番が多いことは推測できます。

日本選とイングランド戦がほぼ同じスタメンであることから、かなり日本を警戒していたのではないかとも思いました。

それだけ日本が強くなった、ということでもあると思います。

もう舐めてかかってはくれない、ということでもありますが。

 

 

ついでに4試合のプレー時間の合計も計算してみました。

日本チームは300分を超える選手がいました。

ジャック・コーネルセン、リーチ マイケル、松田力也、中村亮土、松島幸太郎の5人です。

アルゼンチンは300分を超える選手はいませんでしたが、300分近いのはマルコス・クレメル、フアン・マルティン・ゴンザレスの全試合スタメン2選手でした。

日本の5選手も全試合スタメン組ですね。

アルゼンチンの選手は30分以下の出場は3人、日本はそもそも出場してない選手が5人、30分以下の選手が2人です(山中はマシレワの離脱で途中参加だから、カウントしないとして2人です。マシレワは1時間以上出てます)

 

主力選手に負担が集中するのも見えてきましたが、逆に枠をフルに使えてないということも見えてきたように思います。

 

 

その前のテストマッチから出場選手が集中しているというのもあり、そもそもW杯前にケガでW杯に出られなくなる、ということもあります。

また、疲れが抜けきらないままにW杯に出場という選手も、もちろんW杯中にも疲労はたまります。

なんとかもう少し各選手の様子を見ながら出場選手を選択できる余裕があったら、と思います。

これだけ走りっぱなし、コンタクトの多い競技なので、疲労は当たり前として想定できるくらいの…確かに選手層は薄い、のでしょう!

 

長くなったので今日はこれで終わり!

次回外国人選手が多いという意見に、私見を述べる回!(多分)